<ソフトバンク1-0西武>◇24日◇福岡ヤフードーム
これぞ成り上がりの生きざま、投球だ。ソフトバンク山田大樹投手(23)が苦手の西武を初めてねじ伏せた。
2年前に2度先発して4回途中4失点、2回5失点と打ちのめされ、昨年は“回避ローテ”まで組まれた西武戦。「今日がこの2年でどこまで成長できているか、一番楽しみにしていた。あれだけ打たれた打線に気持ちをどう持っていくのか。気合が入っていた」。2回以外は毎回走者を許したが、内角を攻めて7回無失点で切り抜けた。
「今日みたいな結果なら成長できた感がある。得意、不得意をつくるわけにいかない。苦手を克服できた」。19イニング連続無失点での3連勝に誇らしげだ。前日23日には19歳の千賀が支配下登録された。同じ育成出身として、お立ち台で「彼はいいものを持っていますから、皆さん期待して下さい」と“宣伝”した。
育成から1度はクビになり、テスト生から成り上がって昨年は日本シリーズでも勝った。この1勝で、パ5球団から白星。「毎回、ピンチを背負う場面で感じることがあって、あまり動じなくなってきました」。育成の星と呼ばれた左腕が投げるたびに自信を深め、輝いていく。【押谷謙爾】



