<ソフトバンク1-3西武>◇25日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(40)が連日のマルチ安打で2000安打へあと21本に迫った。2点を追う3回、西武岸の107キロの甘いカーブを、グッと引き寄せて左翼線へ二塁打。細川の中前安打で二塁から腰の痛みを抱えながら猛スライディングで生還した。

 7回には124キロの低めボール球になるチェンジアップをすくい上げ中前へ。いずれも2ストライクと追い込まれながら「(狙いの)基本は真っすぐだけど、追い込まれたら全部に対応しないと」と、岸の決め球を打ち返した。昨年も9打数6安打4打点と得意にしていたが、今季も優位は変わっていない。

 前日24日に5試合ぶりにスタメン復帰したが、腰の痛みは続いており「ずっと痛い。こんなに鈍痛が続くとは…。40歳やし、年です」と笑う。開幕2カード目の仙台遠征(3~5日)から悩まされている。15日ロッテ戦では、肋間(ろっかん)神経痛で途中交代もした。22日楽天戦(熊本)の試合前練習では「オレは病人やから」と、ひとり外野でランニング調整。痛みと戦いながら出場している。

 昨年から続く西武戦の連勝は7でストップした。2000安打は「まだ全然。4本くらいにならないと」とまだ意識していない。腰も「このまま治まってくれると淡い期待を持ってます」と話す。試合は岸に完投を許し、敗れたが、満身創痍(そうい)のキャプテンがグラウンドでチームを引っ張り続ける。【石橋隆雄】