<ヤクルト4-2中日>◇26日◇神宮
中日のエース吉見一起投手(27)でも、神宮の鬼門は破れなかった。8回を投げ、今季ワーストの11安打&4失点で完投負け。1点リードの3回、ミレッジに浴びた逆転2ランが最後まで響いた。「悔しいですねえ。勝てたのに…。負けてる段階で降りたい投手なんていない」。小雨が舞う三塁側を、くちびるをかみしめながら歩いた。5連勝中だったヤクルトに、痛恨の2敗目を喫した。
またも、4年連続で負け越している神宮の悪夢だ。24日の今季初戦で3番森野が右腹斜筋挫傷で抹消。25日は4番山崎と野本がインフルエンザを発症し離脱。1敗1分けで迎えた3戦目、負の連鎖を断ちたかった。待っていたのは首位陥落の最悪のシナリオだ。
打線も開幕3、4番を欠いた影響が出た形だ。新3番平田と新4番和田が2試合連続無安打。7回以外は毎回走者を出したが、3併殺9残塁で適時打なしの2点。高木監督がむくれたのは6回、吉見の投前ゴロ(記録は投失)で二走堂上直が三塁へ進まなかった場面。厳しい口調で言った。
高木監督
ボーンヘッドもやるし考えられん。ちゃんとやってりゃ勝てる。やれんのやから勝てん。(神宮で勝てない)意識とかよりもミスするから…。向こうは打てんけど宮本が2勝分ファインプレーしてる。
ここ一番の好守で流れをくれなかった相手三塁手をたたえる皮肉で、もどかしさを表した。明日28日からは9連戦。神宮の悪夢を教訓に、名古屋で出直すしかない。【松井清員】



