ヤクルト小川淳司監督(54)が、残り7本に迫った宮本慎也内野手(41)の2000安打本拠地達成を後押しする。27日、先発投手陣などが神宮外苑で練習を行い、今日28日からの広島戦に向けて移動した。

 広島(マツダ)-DeNA(横浜)-広島(神宮)と続く9連戦。昨季までの宮本は、6連戦中に1日休養していたが、今季は全試合出場を続ける。小川監督は「2000本の場所と時期もあるから」と気を配る。本来は5月4~6日の神宮で決めるのがベスト。仮に広島戦で量産態勢に入れば、DeNA戦は1試合休養させることも検討する。宮本と日本ハム稲葉は、ともに入団時は小川監督が担当スカウトだった。「自分が担当した人が同じ時期に2000本打つのは誇り」と、勝負を最優先しながら、配慮は欠かさない。