<ロッテ2-1ソフトバンク>◇29日◇QVCマリン

 ソフトバンク本多雄一内野手(27)が今日30日にも福岡県内の病院で首の検査を受ける。29日のロッテ5回戦(QVCマリン)を欠場。09年8月以来、3年ぶりの試合欠場だった。秋山監督が「福岡に戻って検査」と明かし、田中トレーナー統括は「検査が終わらないと何とも言えない。首が回らない状態で、1日、2日では厳しいだろう」と説明した。診断次第では出場選手登録抹消の可能性もある。

 本多は1週間ほど前に首痛を発症。だましだましで出場を続けたが、前日28日ロッテ戦で悪化させ途中交代。連続フルイニング出場が293試合で止まった。さらにこの日は連続出場も352試合でストップ。球場ロッカー室の荷物を整理し、福岡に向かった。

 けがに強い本多が欠場を受け入れた事実は重い。昨年8月19日楽天戦は、クロスプレーで右足親指の爪をはがしながら強行出場。今季開幕戦も右膝に自打球が当たり、満足に走れない状態でも出続けた。また、故障箇所が選手生命にかかわる首であることも心配される。元阪神赤星憲広氏が首を痛めて現役引退し、小久保も昨年12月に手術を受けている。2年連続盗塁王が長期離脱となれば、チームにとっては大打撃となりそうだ。