<楽天2-1日本ハム>◇30日◇Kスタ宮城
日本ハムが、3失策と守備が乱れ楽天に逆転負けした。1点リードの7回、先発吉川光夫投手(24)が楽天ガルシアに一発を浴び、1死二、三塁のピンチで、小谷野栄一内野手(31)がこの日自身2個目、チーム3個目の失策で決勝点を許した。4月を終えて貯金8で首位を堅持するが、栗山英樹監督(50)はあえて厳しい姿勢を打ち出した。今日1日のソフトバンク戦(札幌ドーム)から本拠地6連戦に臨む。
試合後の栗山監督は、開口一番「拒否!
おつかれさん」と自ら切り出し、悔しさをあらわにした。4月16日からの15泊16日の長期遠征で8勝3敗1分けと貯金を5個上積みしたが、この日の試合はフラストレーションが募った。計3失策。4月19日西武戦(皇子山)の4個に次ぐ失策を記録し、拾える星を落とした。ミスは付きものとはいえ、勝敗に直結する痛いプレーとなってしまった。
7回の1イニングだけ歯車が狂った。6回まで3安打に抑えてきた先発吉川が、ガルシアにソロ本塁打を浴び同点に追いつかれた。その後、鉄平、嶋にも連続安打を許し、犠打で送られ1死二、三塁。続く聖沢の打球は三塁の正面を突いたが、小谷野が弾いて三塁走者が生還。そのまま決勝点となってしまった。小谷野は4回に続き、この日2個目の失策。1回には遊撃金子誠も送球ミスがあり、守備にほころびが出た。
チームは4月を終え17勝9敗1分けで首位。2位ロッテに2ゲーム差をつけ、スタートダッシュに成功した。チーム打率2割5分8厘、防御率1・58とも両リーグ通じてNO・1の成績を残している。栗山監督は「交流戦までは、(成績が)ぐちゃぐちゃにならないようにと思ってやってきた」と開幕から1カ月間の戦いぶりを評価する。ただ、満足はしていない。
7回2失点の吉川には「こういう試合で頑張って投げてくれと、試合中から声をかけていた。あそこ(7回)は頑張らないといけないイニングだった」とあえて注文をつけた。さらには「今日を含めてだけど、(勝利を)取れるゲームはいっぱいあった。(選手の)力を出し切らせてあげられていない」。9敗中、1点差負けが5試合。自らの反省も忘れず、ここまでを振り返った。
遠征前の4月13日楽天戦から続いていたカード勝ち越しは4で止まったが、4月を終えての貯金8は、北海道に本拠地を移した04年以降、断トツの多さだ。今日1日から半月ぶりに札幌ドームでの試合を迎える。「ファイターズらしく、きちっとした野球ができるようにしないと」。手綱を締め直して、まずは5月に入ってのゴールデンウイーク6連戦で再び加速する。【木下大輔】



