<中日1-0DeNA>◇30日◇ナゴヤドーム
代打で登場した中日堂上剛裕外野手(26)が勝負強さを発揮して試合を決めた。息詰まる投手戦。0-0の7回1死二塁の好機で代打として出番が回ってきた。捕逸で走者が三塁に進み、前進守備となってヒットゾーンが拡大。内野の頭を越える強い左前打を放ち、虎の子の1点を奪った。
発奮材料が2つあった。1つ目は出番。弟直倫の代打だった。「だれもが『打ちたい』と思うところでの代打だった。その分、打ちたいという思いは強かった」。悔しさを胸にしまってベンチに戻った弟の思いもバットに乗せた。
2つ目は、幼いころから知る山本昌の記録のため。父照(てらし)さんが元中日投手だったこともあり、堂上家には山本昌と中日の旧・屋内練習場で一緒に撮ってもらった写真が飾ってあった。「小さなころから知っているマサさんと一緒にできるのはうれしい」。同じ舞台に立ち最高の恩返しができた。



