<オリックス2-1ロッテ>◇1日◇京セラドーム大阪

 オリックスが息を吹き返した。よみがえらせたのは、この夜もアーロム・バルディリス内野手(29)だった。0-1の9回1死一塁。ロッテ薮田の初球直球を左翼席に130メートル弾。パ・リーグ史上3人目、自身初の2試合連続サヨナラ弾で、完封負け寸前のチームを救った。

 「すごくうれしい。毎日、チームが勝つためにどうやったら貢献出来るのか、考えてプレーしている。ホームランを打つことは頭になかったけれど、この結果は本当にうれしい」。試合前の打撃練習。相手ロッテのベンチから「打たないでくれ~」の声が、バルディリスめがけて飛んできた。前夜のサヨナラ男をロッテも警戒していた。その警戒網をくぐり抜けた。4試合連続本塁打も自身初の快挙だ。

 チームの低迷による岡田監督の苦悩、元気をなくしたナインに、バルディリスも心を痛めていた。「いつも僕は日本人の一員というつもりでやっているんだ」。初回、四球でピンチを招いた先発フィガロのもとに捕手の鈴木とともに歩み寄り、声をかけた。最終回はひと振りで、4月18、19日ソフトバンク戦以来の連勝を導いた。心意気は日本人、だが、その活躍はまさに助っ人だ。【堀まどか】

 ▼オリックス・バルディリスが4月30日の西武戦に続きサヨナラ本塁打。2試合連続サヨナラ本塁打はプロ野球最多タイで、昨年の平田(中日)以来9人目。パ・リーグでは02年松井(西武)以来3人目。バルディリスはこれで4試合連続本塁打。昨年はラミレス(巨人)、バレンティン、畠山(ともにヤクルト)、中村(西武)が4戦連続アーチを記録しているが、今日2日のロッテ戦で統一球導入後初の5戦連発なるか。