<巨人8-5DeNA>◇9日◇東京ドーム

 連夜の“DeNA劇場”とはいかなかった。6点を追う8回。ラミレス、中村、吉村の3連打で無死満塁。前日8日に6点差を追いついた土壇場の同点劇再び、と期待が高まったが3点届かず。それでも、中畑清監督(58)は「山口も引きずり出した。(巨人も)すんなり勝たせてもらったという気持ちではないはず」と得点差が開きながらも、追い上げを見せた打線を評価した。

 その一方で、ミスには厳しい姿勢を示した。1点リードの3回無死二塁で、藤田が犠打失敗。主軸につながる絶好機で、1点も奪えなかった。「今日は3回のバント失敗が全て。あそこで追加点が入れば、うちの展開に持っていけた。きっちり決めないといけないところで決めないと、相手に流れが行ってしまう」。名前こそ出さなかったが、語気を強めて敗因に指摘。その後の大量失点の要因にも挙げた。

 監督として初見参となった東京ドーム。初めて三塁側から試合に臨んだ。「あの存在から勇気をもらえた。ありがとうと伝えたい」と左翼席のファンに感謝したが、連勝は3でストップ。終盤の粘りはあるが、勝てない古巣戦。戦力差はある。それでも、追い上げだけに満足しては最下位からの浮上はない。【佐竹実】