佑ちゃんが聖地へ帰ってきた。日本ハム斎藤佑樹投手(23)が15日、プロ入り後初めて甲子園球場に足を踏み入れた。雨のため、グラウンドではなく隣接する室内練習場で練習スタート。けん制を意識したキャッチボールのほか、ブルペンでは36球を投げ込み、交流戦初登板となる19日広島戦(マツダスタジアム)に備えた。

 今日16日から始まる交流戦で、甲子園を訪れることが楽しみのひとつだった。「雰囲気は変わりましたよね。高校時代は、こんな感じじゃなかったので」。甲子園は大規模な改修工事により、10年春に大幅リニューアル。06年夏、全国高校野球選手権大会決勝で楽天田中と投げ合い、自身を飛躍させてくれた“原点”の変貌ぶりに驚きながらも「リラックスしつつ、次戦へ向けていい時間にしていきたい」と交流戦デビューを見据えていた。