腰痛のため先月22日に出場選手登録を抹消された楽天田中将大投手(23)が16日、離脱後初めて投球練習を行った。仙台・泉の練習場で立ち投げ23球に続き、座った捕手相手に48球の計71球を投げた。2勝目を挙げた同19日ロッテ戦以来となる投球に「約1カ月ぶりなので、投げられたということが良かったです」と明るかった。ほぼ全球種を投げ、全力ではなかったが、実戦を意識した練習に「重点を置いたことが出来た」と納得した。

 今後は2軍戦に登板する。酒井2軍投手コーチは「22日が最短目標でしょう」と6日後の西武戦(利府)に言及。星野監督は「早くて来月10日前後。交流戦中には間に合うだろう」との見通しを明かした。