<ソフトバンク1-1阪神>◇26日◇福岡ヤフードーム

 阪神の今季4度目の3連勝は手の届く範囲にあった。サヨナラ負けの危機は脱したが、和田豊監督(49)は悔しがった。「チャンスをつくるまでのところだ。5回まで4度、先頭打者が出たが、1度も進められなかった。そこだろうね。チャンスを作る段階でつまずいたら、余計に重くなる」。2回に先頭の金本が二塁打で出塁したが、5番以降が凡退。三塁に進めることもできなかった。3、5回には浅井が2打席連続でバントを失敗した。先頭打者が6度出塁するなど9安打を放ったが、たった1得点。拙攻だった。

 それでも、この3試合は打線が機能し始めた。和田監督も好感触を隠さなかった。「カネとマートンがかなり振れてきて、核ができてきた。ランナーをためて、回そうというものができてきた。いい傾向だ。待っていた形だ」。3時間半ルールが適用されたが、9回裏の守備は早く終わらせて、10回の攻撃に移りたかったのが本音だ。「時間稼ぎは一切していない。逆にうちは1番から始まる打順だし、もう1回行きたかった。残念です」。チーム全体に活気が出てきた。今日27日からの西武戦(甲子園)に、勢いをつなげたい。【田口真一郎】