<阪神3-1オリックス>◇8日◇甲子園

 オリックスが1点リードで迎えた5回表、審判4人が位置について、オリックス側も1番後藤、2番野中が次打者席で待機していた。だが阪神側がベンチから出てこない。岡田監督は阪神ナインに「遅延行為やろ!」と怒り心頭だった。

 阪神の山脇光治守備走塁総合コーチ(49)は、遅延行為を否定した。雨が一段と強くなった5回表、守備に就かない阪神に対し、審判が一塁ベンチ前まで歩み寄り、出てくるようにジェスチャーで促した。4回に1点を先制され、5回が終われば試合成立。何か作戦があったのではないかと問われた山脇コーチは「そんなのないよ。今日は雨が降らないつもりでやってたからね。作戦もなにもない」と淡々と話した。