◆原監督の女性問題

 21日発売の週刊文春が報じた。同誌によれば現役時代の88年、原監督はある女性と一時期交際。女性は交際の様子を日記に残した。06年に元暴力団員とされ、現役プロ野球選手の父親である人物ら2人組が原監督に接触。日記のコピーを見せ「表に出ないように解決するので任せなさい」と持ちかけ、1億円を要求。原監督は現金で1億円を支払い、日記は裁断された。09年、山本(仮名)と名乗る男性が球団に「女性の日記を返せ」と要求。球団側は原監督から事情を聴き、初めて事態を把握。同時に警視庁に相談した。

 巨人はこれらの報道内容に対して発売前日20日、緊急会見を開いて対応。女性との交際、1億円の支払いを認めた原監督は「浅はかなことをしたと思っています。深く反省しています」とファンに向けて謝罪のメッセージを出した。一方で球団は「反社会的勢力との接点は認めることができない」と、名誉毀損(きそん)で文春側を訴える意向を示した。同時に、文春報道の情報源を前GMの清武氏と決めつけ、同氏に向けた原監督のメッセージを公開した。

 原監督は翌21日、ヤクルト戦に備えて長野入り。全体練習で宿舎を出発する前に、選手、スタッフ全員を集め「迷惑をかけたので、ここで謝罪します」と話した。