<オリックス3-4日本ハム>◇5日◇京セラドーム大阪
オリックス井川慶投手(32)は、ファンの拍手に送られて、7回のマウンドに立った。6回に味方が3点を奪って1点差。岡田監督から「これから先発おらんのに。6回の2失点で代えていたらつながらへんで」と、逆転のムードを高めるマウンドを託された。先頭鶴岡に中前打を浴びたが、後続を断って無失点。7回を投げ終えてグラブをポンとたたいた。
井川
もう1イニング、ということで、そのままいかせてもらえた。6回と7回では全然違うので。
初回は制球難と味方のミスもあって2失点。3回からは走者なしでもセットポジションを使って立て直した。「制球面で。オプションはもともと持っている」。米国のマイナー時代は過酷なバス移動とハードな日程で「テレビで野球を見ることもなかった。(今は)人のピッチングを見ることで思い出すことがある」と言う。日本に復帰して3度目の先発で最長の7回、最多の106球。6月29日ロッテ戦は3回3失点KOだけに「前回はバラバラでわからないうちに終わった。少しは形になってきた」と口にした。
ただ最速は140キロ止まりで、6回には陽岱鋼に5階席弾も許した。課題があることは承知している。「長いイニングは放れた。あとは初回の入り方、盗塁もやられた。昔はもう少しクイックがよかったのでもう少し工夫して」。熱投も及ばずに2敗目となったが、タフネス左腕が能力を発揮し始めた。【益田一弘】



