<広島9-4ヤクルト>◇7日◇マツダスタジアム

 ヤクルトの1番ラスティングス・ミレッジ外野手(27)が、侮辱行為で退場処分となった。3回無死、1ストライクからの2球目、内角球をストライクと判定されたことに両手を広げて不満を表し、3球三振に倒れた直後、球審の白井審判員から退場を宣告された。

 退場は今季2度目だが、侮辱的な発言はしていないため理由が分からず激高。抗議を行った小川監督は「言ったことは大したことではない。侮辱行為ということ。明らかなボールをストライクと言われて、審判も人間だからカチンとくることがあるだろうけど。あれが退場となれば、すべて退場になってしまう」とかばった。ミレッジは「インコースはボールだと言っただけ」と説明し、最後は「バッドジャッジ(悪い判定)」と3回繰り返して球場を去った。10試合連続安打中だった記録は不満の残る退場劇で止まり、チームの連勝も3でストップした。