<巨人7-5阪神>◇7日◇東京ドーム
阪神の大黒柱・能見篤史投手(33)でも大型連敗を止められなかった。序盤から粘れない。1回に先制の1点を献上すると、自らの適時打などで逆転した直後の2回には巨人打線の長打攻勢に遭った。2点リードの展開。先頭寺内へのスライダーが高めに抜けると、強く振り抜かれて左翼席に運ばれた。1死後だ。今度は、長野にチェンジアップを左翼へ被弾。ソロアーチ2発を浴び、瞬く間に同点に追いつかれた。
「自分がせっかく打ったのに…。変化球は、ほとんどすべて打たれました。真っすぐは良かった。指にもかかっていた。どうやって抑えるんやろう…」
この日は特にチェンジアップなどの制球に苦しみ、引き揚げる際は首をかしげるしかなかった。再び2点リードに転じて迎えた5回。連打されて無死二、三塁。村田を二ゴロに打ち取ったが、平野が本塁に悪送球…。2者の生還を許してまたも同点になった。拙守も絡んで、今季ワーストの5回6失点で降板した。
勝たねばならない一戦で体を張った。2回にはバットでも貢献。2死一塁で杉内の外角スライダーをミートし、右翼線に適時二塁打を放った。塁上では杉内がけん制するそぶりを見せると、頭からスライディングで帰塁。ユニホームを泥だらけにしてプレーしたが、報われなかった。
東京ドームの「悪夢」も消せない。4月28日の登板時は3回5失点。左足すねに打球が直撃するアクシデントにも遭っていた。リベンジに失敗し、悔しさだけが残ったマウンドだった。【酒井俊作】



