4度目の正直は、星野監督への“恩返し星”だ。オリックス井川慶投手(32)が11日楽天戦で初勝利を狙う。9日にKスタ宮城のマウンドで58球を投じた。03年にエースと監督として阪神で優勝した星野監督と初対決。6年ぶりの日本復帰に際し誘いもあった楽天と激突だ。

 井川

 2003年のようなピッチングを見せられればいいですしね。アメリカに行って何やってたんだと言われるのは嫌なんでね。井川も頑張っているという姿を見せられれば。

 03年は24歳で20勝を挙げた虎のエース。かつての自分に少しでも近づく。

 前回、5日の日本ハム戦は今季最長の7回を投げて4失点。2敗目を喫したが「しっかり投げられたのでいい感じできている」。Kスタ宮城は阪神での06年6月13日以来2度目。当時は6回5失点で勝敗なしも、敵地マウンドは「地方球場のように軟らかくないし、神宮みたいな感じかな」と好感触だった。

 球場入りの際に星野監督とばったり。「2戦目に投げるんだろう?」と声をかけられた。「いい投球を見せられれば、恩返しになる」と井川。日本復帰初白星を、星野監督が率いる楽天からゲットする。【益田一弘】

 ◆03年の井川

 阪神エースとして20勝5敗、防御率2・80。29試合に先発して206回を投げた。18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。MVPのほか、沢村賞、ベストナイン、最多勝、最優秀防御率、最優秀バッテリーを獲得。最高勝率も記録した。