<中日2-9ヤクルト>◇27日◇ナゴヤドーム

 さすがの中日高木守道監督(71)も元気がなかった。終わってみれば10安打9失点。今季ナゴヤドーム最多失点の屈辱。5連勝の首位巨人とは、今季最大の5・5ゲーム差まで開いた。3連勝と勢いに乗って苦手ヤクルト戦を迎えたのに、この結果。指揮官は試合後、珍しく投げやりなコメントまで飛び出した。

 「いいんじゃない?

 (巨人に)独り旅してもらったら。あとの5チームでやるよ」

 中13日で登板した先発川上が大誤算だった。1回、バレンティンに左翼ポール際に2ランを浴びてリズムを崩すと、3回にも再びバレンティンにタイムリーを浴びるなど4回6失点。ボコボコのサンドバッグ状態でマウンドを降りた。

 前回の同カードでもやられていた要注意人物に打ち込まれる悔しい敗戦。ベンチでマウンドを見つめた高木監督は「やっぱりヤクルトに勝つポイントは両外国人(バレンティン、ミレッジ)を抑えること。それを失敗したことで今日は勝負ありや」とガッカリだ。

 この日は調子が上がってきた森野を今季初めて4番に据えた。その森野が2安打2打点と奮起。3回の守備からは2番野本に代えて平田を投入するお得意の早仕掛け采配も繰り出した。だが、勝ちにつながらなければ意味がない。今日、明日のヤクルト戦は落とせない。31日からの巨人との直接対決を前に少しでも差を縮めたい。【桝井聡】