阪神ドラフト1位伊藤隼太外野手(23=慶大)にレギュラー奪取指令だ。1軍首脳が「プロ野球やから、内容も大事だけど、結果も出てこないと。でもまあ、内容が良ければ結果はついてくると思うけどね」とルーキーに期待を寄せた。

 前半戦終盤に再昇格した伊藤隼は、17日巨人戦でプロ初安打、27日DeNA戦でマルチ安打をマークした。前日29日も途中出場で右前打を放つなど、プロの球にも慣れてきた。「初対戦のピッチャーばかりだけど経験とか言っていられない。1打席1打席、1球1球を大事にやっていきたい」とのめり込んでいる。

 前日に柴田が出場選手登録を抹消され、1軍に生き残った。まだ結果を出し続けなければいけない立場に変わりはない。鳴尾浜で約2時間、ウエートトレーニングと素振りを敢行。「どんどん結果を出していかないと、すぐに入れ替えがある。だからと言って結果にこだわらず、練習量を減らさずに、自分自身成長していきたい」と意気込んだ。