沢村の次はマエケンだ。中日大野雄大投手(23)が今日7日、同学年の広島前田健と初めて投げ合う。前回登板した7月31日巨人戦では、同期の沢村に投げ勝って今季2勝目を挙げた。次のターゲットは、ノーヒッター右腕。有名選手がそろう88年同期のなかでもトップランナーだ。

 竜投のなかで今もっとも勢いに乗る左腕はこの日、ナゴヤ球場で吉見らと約2時間の練習で汗を流した。最初から最後まで笑顔はほとんどなし。練習後も「僕らの年では、セ・リーグで一番すごいピッチャー」と前田健との対戦を前に緊張感たっぷりだった。

 初めてマエケンを目撃したのは3年春に出場した甲子園。「あの時は『あっ有名人がいる』っていうくらいでした」。1年後にプロ入りした前田健は、球界を代表する投手に成長。今年プロ6年目だ。一方、大野は大学を経て今年がプロ2年目。現時点で、ようやくプロ2勝目を挙げたところだ。

 「今はライバルとか言えない。今は1人のすごいピッチャーとしか思えない。自分は自分のピッチングを追求するだけ」。プロの実績では大きな開きがある。ただ、その差を埋めることは不可能ではない。ライバル物語が今日から始まる。【桝井聡】