広島新井宏昌新1軍打撃コーチ(60)が23日、マツダスタジアム内で正式契約後に記者会見を行った。

 新井打撃コーチは個別指導を徹底していくことを誓った。今季までオリックス2軍監督を務めてきた経験から、堂林、岩本ら若手のレベルアップをはかる。

 例えば、堂林はダイエー時代に育てた井口(現ロッテ)タイプと踏んでいる。三振3桁だった同選手を03年から2年連続で打率3割以上を記録する打者に変身させた実績がある。

 「外角高めは引っ張りでもいい。低めを引っ張れば打率は上がらない。強く低く打ち返せるようにしたい。その練習をして井口は打率が上がった」。説得力がある。会見で例を挙げたのはイチロー、谷、村松…。引き出しを数多く持ち合わせている。

 指導方法もこれまでの広島とは違う手段となる。「夜遅くまで指導するタイプではない。合理的、効率的な方がいい」。打撃不振からの脱却へ、改革も画期的なものになりそうだ。

 ◆新井宏昌(あらい・ひろまさ)1952年(昭27)4月26日、大阪府生まれ。PL学園、法大を経て、74年ドラフト2位で南海入団。85年オフに近鉄に移籍し、87年に首位打者。92年に通算2000安打を達成して現役を引退。オリックス、ダイエー、ソフトバンクで2軍監督、打撃コーチを歴任。174センチ、69キロ。右投げ左打ち。