メッセが狙われる!?

 阪神で2年連続2桁勝利したランディ・メッセンジャー投手(31)に米大リーグツインズが興味を示していると、米スポーツ専門局ESPN電子版が伝えた。ダレン・ウォルフソン記者が「ツインズはメッセンジャーを獲得希望リストに入れている。現在のところ、阪神にメッセンジャーを売るつもりはないが、交渉の余地は残っているという」と書き込んでいる。同氏によると、メッセンジャーは来年も阪神の支配下にあるが、契約には他球団が彼を獲得できるという条項があるという。

 かつて阪神でプレーしたボーグルソンが、米大リーグジャイアンツで世界一に貢献し脚光を浴びた。次はメッセが米大リーグに…。米国で伝えられた“衝撃情報”を受けて阪神中村勝広GM(63)は秋季キャンプが行われている高知・安芸で報道陣に対応し、流出の可能性を否定した。

 「複数の球団が興味を示しているということは担当者から聞いています。来年はうちに保有権がある。(流出は)これっぽっちも考えていない。残ってくれると思っている」

 メッセンジャーは12年からの2年契約を結び、来季が契約2年目となるため、シーズン終了後も阪神残留を前提に米国に戻っていた。球団では今後、契約内容を確認し、正式契約を急ぐ方針だ。今季チーム最多29試合に先発し、10勝を挙げ、来季も先発陣の柱として期待される助っ人右腕だけに、今回の“流出騒動”は単なる騒動で終わらせたいところだ。