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西岡落とす切り札は「虎党&甲子園」

 トラの切り札は甲子園! 高知・安芸キャンプ視察中の阪神中村勝広GM(63)が6日、西岡獲得の決意を表明した。前日にロッテと交渉した西岡は古巣への愛着を語った。阪神入団が決定的な状況ではあるが、油断はない。9日にも行われる初交渉で、一気に決めにかかる。交渉役の頭にあるのは、ド直球の真っ向勝負だった。

 「口説くということはない。環境が口説いてくれる。ファンの多さと球場の素晴らしさ。それしかない」

 世界一とも言われる熱狂的なファン。そして聖地と呼ばれる甲子園。他球団にはない環境が、阪神にはある。大舞台でより力を発揮する西岡にとって、これ以上の材料はない。

 今日7日には、南球団社長がキャンプ地入りする。夜には、編成会議が開かれる予定だ。当然、西岡の案件も議題に上がるが、大幅な条件の見直しはないという。

 「明日に話し合うが、オリックスが来ても、変化はない。今もっている考えでね。予算がある中で、精いっぱいの誠意を尽くしたい」

 条件修正なしは、獲得への自信の裏返しか。中村GMは就任直後に自ら渡米し、情報収集に動いた経緯がある。2年契約を基本線に、ツインズでの今季年俸300万ドル(約2億4000万円)を上回る金額を提示する準備は整っている。さらに二塁のポジション確約も検討している。西岡が求める「必要とされる環境」に応じる構えだ。

 古巣ロッテとの初交渉で、西岡は「気持ちが変わった」と言った。さらにオリックスも緊急参戦。それでも阪神の絶対的優位は変わらない。センターライン強化と打線のテコ入れに欠かせない補強。「甲子園」という切り札カードを手に、中村GMが虎の西岡誕生にダメを押す。【田口真一郎】

 [2012年11月7日10時21分 紙面から]







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