楽天藤原紘通投手(27)にとって、倉敷秋季キャンプは復活のステップだ。13日も最後の補強メニューまで、みっちり汗を流した。「もう、へとへとです」と疲れ切ったが、うれしそうでもあった。10年、11年と2度にわたり左肘を手術した。これまで、秋はリハビリの季節だっただけに「この時期に野球ができるんですから」と、連日の厳しいメニューに充実感いっぱいだ。
12日には紅白戦に先発し、2回2安打無失点。1回は制球が定まらず、1死満塁を招いたが、次のイニングで修正した。3者凡退に抑えた。特に手応えを得たのは、2回先頭の榎本への1球。懐をシュートでえぐり、バットは真っ二つ。一ゴロに仕留めた。「これまで肘に負担があるから投げなかった球種。今はあまり痛みもないです」。1年目の09年には5勝を挙げた。輝きを取り戻そうと、前へ進んでいる。【古川真弥】



