巨人原辰徳監督(54)が14日、日本一になった02年、09年に続く3度目の正力松太郎賞に選出された。しかも、主将の阿部と同時受賞。同一チームからのダブル受賞は、初の栄誉。原監督は受賞を聞き、都内の球団事務所に駆けつけて会見した。「慎之助にとっても、素晴らしい、価値ある受賞だと思います。慎之助も自分1人で取った賞とは思っていないでしょうし、私自身もそう。みなさんに感謝して、さらに上を目指していきたい。多分、彼もそう思っているでしょう」と、2倍の喜びを表現した。

 読売新聞社社主でもあった正力氏の名を冠した賞だけに、原監督は、受賞の重みを痛感し「巨人軍を作ったというよりも、プロ野球を作られた父であり、プロ野球が今、栄えた状態で多くのファンに支えられ、多くの野球人の目標であるプロ野球を作られた、その正力松太郎氏に対し、その賞をいただけるのは野球人として『幸せの極み』であります」と、話した。アジアシリーズも制して初の5冠総なめと、圧倒的な強さがたたえられた。「道のりにおいても苦しかった分、喜びも大きく。最高のシーズンであったなと思っております」。原監督はしみじみと語った。【金子航】