守道監督が暴露した「第4の男」は宝くじ助っ人?

 中日が新外国人マット・クラーク内野手(26=パドレス3A)と契約合意に達したことが5日、分かった。佐藤良平球団代表(56)が「来週中には正式発表することになる」と語った。前日4日に中日高木監督が大砲の獲得を明かしていた。

 クラークは一塁と外野を守ることができ、昨年3Aで打率2割9分、22本塁打、77打点をマーク。中日の獲得リストには数年前から挙がっていたものの、メジャー経験はない。パドレスの打撃コーチを務める球団OBのアロンゾ・パウエル氏(48)から強い推薦があったが、未知数の部分は大きい。

 今オフにドミニカ共和国のウインターリーグに参加し、球団関係者も同リーグを視察したが、タイミングが合わず直接プレーする姿は見ることができなかった。近藤国際部長は「とにかく長打力。日本に来てみないことには分からない部分はある」と“宝くじ”の要素を明かした。

 ブラッド・バーゲセン投手(27)ダニエル・カブレラ投手(31)に4番候補のエクトル・ルナ内野手(32)に次ぐ4人目の助っ人を1発長打にかけて獲得した。【桝井聡】

 ◆マット・クラーク

 1986年12月10日、米カリフォルニア州生まれ。ルイジアナ州立大学から08年全米ドラフト12巡目指名でパドレスに入団。11年にパドレス傘下のトゥーソンに昇格して129試合で打率2割9分2厘、23本塁打、83打点。昨年も121試合に出場した。196センチ、98キロ。右投げ左打ち。