右肩痛で2軍調整中の中日浅尾拓也投手(28)が5日、ナゴヤ球場に隣接する室内練習場のブルペンに入り、捕手を立たせたまま41球の投球練習を行った。故障でWBC日本代表から外れて以降、ブルペン投球したのは初めて。前日4日の定期検査の結果が良好だったため、調整ペースを上げた。球団も主治医の「順調に回復している」とのコメントを発表した。

 浅尾は「検査結果は良かったです。まだ100%ではないんですが、80%くらいまではきています。早くいける状態までもっていきたいです」。並んでブルペンに入った守護神岩瀬から「ナイスボール」と声を掛けられ、笑顔も見せた。

 ただ、昨季も右肩を痛めた経緯もあり、首脳陣は慎重だ。遠征先の徳島・鳴門で報告を受けた高木監督も「(状態は)本人にしか分からん。ピッチャーはごまかせんから」と歯切れが悪かった。現状で開幕ピンチである状況に変わりはないが、回復は順調のようだ。