ソフトバンク武田翔太投手(19)が宮崎の顔になる。4月3日、20歳の誕生日に故郷の宮崎市に会員数1万人以上の大規模な後援会が発足する。

 宮崎の企業が、地元の象徴として後押しする。大手の米良電機や社会人野球チームを持つ自動車学校の梅田学園など有力企業が集まった。後援会を運営する寺田正直さん(35)は「翔太には宮崎の起爆剤になってほしいとみなさんが思っているからだと思います」と話す。同じ宮崎出身のブルワーズ青木でも会員は3000人程度という。

 公式ホームページ(http://www.takedashota.com)も立ち上げ、武田本人が日記をつづるなどファンと交流をしていく。武田は「後援会はまだ早いと思っていたんですが。ホームページかっこいいでしょ」とうれしそうに話した。一般ファン会員も募集するという。

 次回登板は10代最後となりそうな20日ロッテ戦(福岡ヤフオクドーム)。先発へ向け18日、神宮室内練習場ブルペンで44球を投げ込んだ。

 「状態は良くなっていますよ」。宮崎の期待を背負った19歳右腕の視界は良好だ。【石橋隆雄】

 ◆宮崎の顔

 現衆議院議員で元宮崎県知事の東国原英夫氏(55)は自ら積極的に宮崎をPRして回った。野球選手ではソフトバンク寺原隼人(29)やブルワーズ青木宣親(31)、今季から現場復帰した元ロッテの日本ハム黒木知宏投手コーチ(39)が有名。ゴルフの大山志保(35)、柔道の井上康生全日本男子監督(34)らもいる。