<楽天2-4西武>◇14日◇Kスタ宮城
4番が不調でも、絶好調の6番がいる。楽天ケーシー・マギー内野手(30)が西武戦で4打数2安打と、勢いが止まらない。打率は4割3分5厘に上がり、首位打者独走状態。警戒されているアンドリュー・ジョーンズ外野手(35)が14打席無安打だが、それを補う活躍ぶりだ。首位西武に2連敗したが、明日16日のソフトバンク戦には田中将大投手(24)が先発。勝率5割から再スタートを切る。
マギーがまた打った。2回の第1打席、十亀の146キロを簡単にはじき返し、左前にクリーンヒット。4回1死一塁の第2打席も、ボール球をしっかり見極め、フルカウントからの甘い直球を左前に運んだ。打率は4割3分5厘まで上昇。「まだまだ4月。数字のことはシーズン終わってから考えること」と話したが、まぎれもなく絶好調だ。
常に冷静に、チームのことを考える男だ。現在首位打者を独走しているが、「良いときもあれば、悪いときもある。大事なことは悪い時でも、チームに貢献すること」と話す。オープン戦では、打率2割と苦しんだ。それでも、打撃練習後に毎日のように田代打撃コーチに助言を求めた。状態の悪い時は、打ちにいくと体の軸が前に突っ込むクセがあったが、二人三脚で修正して開幕を迎えた。
ファンを喜ばせたい気持ちも強い男だ。前日13日は開場前に、ジョーンズとマギーの打撃練習をファンに公開。マギーは柵越えを連発し、その度にバックネット裏から「おぉ~」と歓声が上がった。「非常に温かく見守ってくれました。家族にもファンの方にもすごく親切にしてもらっています」。感謝の思いを込め、バットを振り続けている。
ジョーンズはこの3連戦で、出塁することができず。ただ、星野監督は「1、2、3番が塁に出ないと。そうすれば(ジョーンズが)警戒されて四球になったり、甘い球も来る」と、上位打線の出塁を求めた。さらに「そこで牧田、マギーに回ってくればいい」と続けた。今はチャンスでマギーに回すのが理想の展開。貯金はなくなったが、16日のソフトバンク戦はエース田中が先発する。投打で仕切り直す。【斎藤庸裕】



