<ロッテ9-5楽天>◇21日◇QVCマリン

 3発より7適時打が強し。伊東ロッテが本領発揮の逆転勝利で4連勝だ。

 4回までに楽天ジョーンズとマギーに3本塁打を食らったが、決してあきらめない。4回に一気の5得点。前日まで3試合連続三塁打で、長嶋茂雄の4試合連続三塁打に挑んだロッテ鈴木大地内野手(23)は無死一、三塁から適時左前打を放った。「3試合連続だけで奇跡ですから!

 適時打で十分です!」。個人の大記録よりも、チームの1勝に笑顔だった。

 鈴木の一打で1点差に追い上げ、なお4回無死満塁で代打神戸。1-1からの高め直球を「当てただけ」(神戸)の打球は、逆転の左前2点適時打になった。1番根元から6番鈴木に適時打が出て、代打神戸も打って合わせて7適時打だ。

 勝負どころの代打策だが、投手が右の菊池から左に代わった場合は、代打の代打に右打者を送る算段だった。切り札・福浦を温存しての神戸起用もズバリ的中。「今日も初球から振ってますしね。1球目から結果を気にせずに振っていくのが彼の持ち味」と話す伊東勤監督(50)の期待に、神戸が見事に応えた格好だ。

 4連勝も3連戦3連勝も今季初。上げ潮ムードで明日23日から敵地で首位西武に挑む。「派手な選手はいないので、上のチームに向かっていくには、打線が束になってかかっていかないと勝てない。『後ろにつなごう』『2死でも塁に出れば』という気持ちが、みんなにある」と伊東監督。首位攻防戦も「いい状態の時に戦えると、勝てるチャンスはあると思います」と手応え十分だ。【金子航】