藤浪VS大谷、いよいよ実現へ-。阪神のルーキー藤浪晋太郎投手(19)が変則日程の交流戦期間中も日曜日固定登板になり、26日の日本ハム戦(甲子園)に先発することが濃厚となった。一方で日本ハム大谷が明日4日に野手として1軍復帰する予定。昨春甲子園を沸かせた対決が実現する方向だ。ファンも待つ瞬間へ。藤浪は先発する5日ヤクルト戦(甲子園)で甲子園無敗記録を「12」に伸ばして、大谷を迎え撃ってみせる!
虎党だけでなくプロ野球ファン待望の対決が、聖地甲子園で実現する。阪神藤浪と日本ハム大谷。昨春のセンバツで甲子園を沸かせた2人の激突へ、一気に流れが加速し始めた。
藤浪にセパ交流戦で「VIPローテ」が敷かれることが濃厚となり、5・26日本ハム戦登板の運びになった。山口投手コーチが「6人やったら(登板の)間が空きすぎる」と話すなど、首脳陣は交流戦期間中、先発投手を5人で回す方針を固めた。変則日程だけに、中5日など登板間隔を短くして先発する投手が出てくる。だが、藤浪については、オープン戦から中6日よりも短い登板間隔で投げていないことや、球数やイニングを制限して起用している点を踏まえ、中6日での「サンデー晋ちゃん」を継続する方針だ。
和田監督も「無理をさせる時期ではない」と話しており、最大限の配慮をほどこしている。今後も日曜日は毎週試合がある。藤浪にはこれまで通りの調整法で同じデーゲームで投げられるメリットがある。ここまで4度の先発で3勝1敗、防御率1・67。好調19歳に日曜日固定ローテで、高いパフォーマンスを維持させようとする親心がある。
一方で、右足首を捻挫していた大谷はすでに実戦復帰しており、あす4日に1軍合流する見込み。日本ハムは打者&投手の二刀流で育成する大谷について、2軍戦登板する以外は、1軍に帯同する。5・26の対決へ、故障などアクシデントがなければ、支障はない状況となった。
甲子園不敗伝説をかけて、藤浪が大谷を迎える可能性も十分にある。藤浪は2日、甲子園で投手指名練習に参加。次回登板の5日ヤクルト戦(甲子園)に向け調整した。前日は7回0封を喫した広島前田健の投球をクラブハウスでテレビ観戦。「コントロールや球のキレとか、勉強になる部分が多かった。自分はまだそんなレベルじゃないですが、テンポですとか、まねできる部分は参考にしていきたい」と憧れの右腕の技も取り入れる構え。
高校時代から続く甲子園負けなしを12試合に伸ばすため、3度目の対戦となるヤクルト打線への対策もイメージ済みだ。「4番はチームの中心。打たれれば相手を勢いづかせてしまいますし、抑えればこちらに勢いが付く。要注意バッターの1人」。これまでの対4番打者成績は12打数2安打の被打率1割6分7厘。バレンティン封じが勝利へのカギと心得ている。「VIPローテ」をより確かなものに固めるため、聖地無敗で大谷を迎え撃つため、4連勝のかかったマウンドへ、藤浪が向かう。【山本大地】



