中日吉見一起投手(28)が最悪の場合、右肘の手術を受けることが8日、分かった。高木監督が「前回も手術をするという話があったけどしなかった。(今回は)あるんじゃない」と明らかにしたもの。吉見は前日7日のヤクルト8回戦で自ら右肘の異常を訴えて降板。この日、出場選手登録を抹消された。手術に踏み切れば長期離脱は避けられず、今季絶望の可能性もある。

 吉見はこの日、関東遠征中のチームを離れ、名古屋市内の病院で精密検査を受けた。はっきりとした原因は判明しておらず、今後も複数の病院で検査を受ける予定。藤田チーフトレーナーは「まだ報告を受けていないけど、右手に力が入らない状態みたい」と状態を説明した。

 これまでに2度メスを入れている右肘だけに不安は募る。さらに、昨年9月にも肘頭骨棘(こっきょく)を骨折した古傷でもある。低空飛行を続ける守道竜に、さらなるショックだ。