<DeNA6-4阪神>◇23日◇横浜
阪神の新外国人ブレイン・ボイヤー投手(31=ロイヤルズ3A)が、上々の日本デビューを飾った。3点ビハインドの7回からマウンドに上がり、最速152キロのストレートを中心に、1回無失点。「ゼロに抑えられてよかった。とにかく打者をアウトにすることを意識した」と満足げに振り返った。
打者の手元で微妙に変化した。150キロ前後の「動く」直球を連発。この日は「よくなかった」と得意のカーブは5球だけ。22球の直球のうちファウルが7球あった。打者に粘られたというよりも、前に飛ばすのが困難な球。最後は中村を151キロで空振り三振に斬った。
19日の甲子園でのシート打撃で球を受けていた日高は「そのときよりボールが動いていた」と証言。和田監督も「前に飛ばされないようなファウルが多かった。制球で崩れる感じもない」と高く評価した。久保の抹消で守護神も含めリリーフは日替わりでやりくり。そこに新戦力が1枚加わると心強い。
メジャーの超一流選手や監督を手本に自分を磨いてきた。リベラ(ヤンキース)や史上初の「200勝・150セーブ」を達成したジョン・スモルツ氏(元ブレーブス)の投球フォームを研究。精神論も参考にする。カージナルス時代に薫陶を受けたのは、名将ラルーサ監督。「常に選手サイドに立ってくれるし、間違いは正してくれる。最高の監督」と心酔している。
そうして得たノウハウを生かし、来日初登板で結果を出した。ただ27球を要したことには「次は球数を減らすこと」と反省も忘れない。今後は異国で得る知識も取り入れ、成功の糧にする。【高垣誠】



