<中日0-1ヤクルト>◇6日◇浜松

 5連勝ストップで、中日高木守道監督(72)が怒りの喝5連発だ。最下位ヤクルト相手にあと1本が出ない完封負け。高木監督はここぞで凡打した平田や藤井、高橋周、クラーク、大島を名指しでヤリ玉に挙げた。3連勝したDeNA戦24得点の打ち疲れ?

 地方球場6戦全敗の苦手意識?

 守道監督の「30連勝」大野望は浜松の夜に消えた。

 守道監督は怖い笑みを浮かべて吐き捨てた。「前回打ちすぎたんだ。前に戻った。それだけのことや!」。直前のDeNA3連戦は1試合平均8得点の猛攻で今季初5連勝を飾った。一転0-1負け、4度の得点圏であと1本が出ないジリジリした展開で、古野にプロ初勝利を献上してしまった。怒り心頭の監督はバスへ直行か…。乗り込む直前に足を止め、野手5人に喝の嵐を飛ばした。

 (1)藤井に

 「三振ばかりしとるもんね。後ろにおるヤツの中では率と打点が一番いい。だから託しとるのに」。1点を追う7回1死二塁の代打も、ボール球に手を出し空振り三振。最低限、走者を進めてほしかった指揮官は、三振の多いイメージも重ねて憤慨した。

 (2)平田に

 「あれもあかんようになるとあかんな。(DeNA戦で)打った後を考えんで、調子のままいっとる。でもデータは相手にいっとるんだ」。2回無死一、二塁で遊ゴロ併殺打。6回2死満塁も遊ゴロに倒れた。DeNA戦は1発や適時打も放ったが、研究されて負けたとの見方だ。

 (3)大島に

 「二塁走者が投手で、最悪でも三塁にやっとかなあかん場面で打ち上げとった。状況を読めんからここっちゅう時に打点が稼げん。意識を持ってやらんとこの程度の選手で終わってしまうで」。3回1死二塁の左飛におかんむり。フル出場した昨季も打点が13と少なかったが、今季も93試合で15。勝負強さが足りないとの指摘だ。

 (4)(5)クラーク&周平にも

 「クラークも1日で変わってしまったわ。全然振りが鈍い。周平も悪い時の形で打っとった。若いヤツはこれから真価を問われるのに」。5連勝中4発で絶賛した助っ人をバッサリ斬ると、前日残り全試合のスタメンを約束した高橋周にまで厳しい評価。いずれも内容なく映った無安打が気に入らなかったようだ。

 24得点で3連勝したDeNA戦の打ち疲れからか?

 これで地方球場は6戦全敗だ。「あれだけチャンスをつくって勝てる試合を…。こんなゲームをしとっちゃいかん。30連勝も消えたか」。守道監督の野望も散った浜松ナイト。喝を浴びたナインの反骨に期待し、名古屋から出直しだ。【松井清員】