<ウエスタン・リーグ:阪神3-2ソフトバンク>◇6日◇鳴尾浜

 虎の反撃に欠かせない戦力が、まもなく帰ってくる。故障でリハビリを続けていた阪神福留孝介外野手(36)が実戦復帰し、今日7日に守備にもついて仕上げの段階に入っていく。

 左膝半月板を手術した福留が3カ月ぶりに実戦復帰した。3番DHで先発出場した福留は1打数無安打ながら、2四球を選んだ。きょう7日は「1番右翼」で初めて守備につく予定だ。

 初回の第1打席。福留の名前がコールされるとスタンドから拍手が起こった。3カ月ぶりのシーン。かつて、シーズン中にこれほど長く打席から遠ざかったことはなかった。初球。ソフトバンク左腕山田の速球をフルスイングした。

 「ストライクだから、振りにいった」

 ファウルになったが、復活への1歩を踏み出した。投手との距離感、ブランクによる感覚のずれ、左膝への影響…。不安要素は多かったはず。それでも、積極的で、豪快なスイングは復活へと前進する福留の意気込みを表すようだった。

 「ストライク、ボールを間違って打っているわけではないから。まだ1回だけなので。結果うんぬんより足の状態を考えながらのプレー。問題なかったし、よかったんじゃないですか」

 結果は四球、四球、左飛。久しぶりの実戦でも球筋がしっかり見えていることを証明した。さらに塁上では偽装スタートを仕掛けるなど、自ら足の状態を確認。今日守備につくのは、この日の動きで何の問題もなかった証しだ。

 「変に(力を)抑えることもないし、1つずつやっていこうというだけです」

 和田監督は走攻守におけるフル出場を1軍復帰の目安としている。練習では右翼はもちろん、左翼、中堅でもノックを受け、想定外の動きへの準備もしてきた。越えるべきハードルを1つずつ、クリアしていくだけだ。【鈴木忠平】