オリックスが李大浩内野手(31)、アーロム・バルディリス内野手(30)の両選手との残留交渉を開始していたことが26日、明らかになった。村山良雄球団本部長(67)ら球団幹部がそれぞれ会食。阪神など他球団も獲得に興味を示す両助っ人にアプローチをかけた。

 食事を交えた下交渉で、確かな手応えを感じた。球団関係者は「両選手ともに前向き。『多少の金銭の差であれば残りたい』とも言ってくれた」と話した。今後の本格交渉では、李大浩に4~5年の大型契約を、バルディリスには今季から倍増となる年俸1億円を基本に、複数年契約を提示する準備もある。まとめて口説き落としたい考えだ。

 残留交渉では、チームの現状についても話が及んだ。関係者は「李大浩は本当によく見ている。選手の性格まで見抜いている。外国人とは思えない。将来的に監督をしてもらいたいくらい」と実力はもちろん、観察眼やリーダーシップまで評価した。オリックス本社が50周年を迎える来季に向け、主力両助っ人の引き留めに全力をかける。