<広島4-2巨人>◇14日◇マツダスタジアム

 投打の軸が本領を発揮できず、巨人の連勝が5で止まった。先発杉内俊哉投手(32)が、3回2死無走者から四球を許した。一、三塁とし広島3番のキラだった。初球の直球を右翼席深くに運ばれる3ランで、試合をひっくり返された。6回は先頭キラへの死球から失点。5回0/3、4失点で5敗目を喫した。「2アウトからの四球…。痛かった。そこだけですね」と悔やんだ。

 打線は坂本勇人内野手(24)がブレーキだった。11年6月15日以来となる2番でスタメン出場するも、無安打だった。5、7回の打席では、珍しく外角直球を見逃し三振。その裏の守備から退き、9月の打率が1割5分2厘となった。「いいところに投げられた。また明日、頑張りたい」と話した。

 2人の代わりはいない。杉内は、登板ごとに好不調が乱高下する。本人も「ずっと修正しようと取り組んでいるんですがね。中継ぎ、打線に迷惑を掛けている」と模索している。昨季かなわなかった短期決戦での投球を大目標とするも、現状で、絶対の信頼は置けない。坂本は不調の波が少ない選手だが、下半身に不安を抱える影響もあり、打撃が上がってこない。

 原監督は杉内について「四球と死球からですね。もったいなかった」。坂本については「攻撃的なオーダーを組んだけど、機能しなかった。一生懸命やっている。結果が出ていないが、その中でも戦っていくのがプロ」と奮起を求めた。阪神が敗れ、マジックは6。リーグ優勝の最短は18日となった。【宮下敬至】