<中日0-2DeNA>◇14日◇ナゴヤドーム

 崖っぷちの竜が11年ぶりの屈辱だ。今季16度目の無得点負けで、02年以来となるホームゲーム負け越しが決定した。就任当初から「ファンとともに」をスローガンに掲げてきた高木守道監督(72)は、このデータを聞いてガックリ。「そりゃ今年は勝てるゲームの試合でスタイルがなかなか出ない。(昨年まで)打てんでもピッチャーが頑張るということがあったのに」と興奮気味にまくし立てた。

 積極的なオーダーも不発だった。前カードの阪神3連戦で12打数5安打だった19歳高橋周を初めて5番に抜てきした。1回2死一、二塁の先制機では2ストライクからフォークをつかまえきれず空振り三振。6回無死一、二塁の場面では4番和田に続き、2者連続となる見逃し三振に倒れた。得点圏に走者を置いて2三振と期待はずれだった。

 リーグ優勝した10年には勝率7割5分と驚異的な数字を残したナゴヤドームで今季は24勝32敗1分けと大きく負け越し。加えて富山、豊橋、浜松、岐阜と地方球場の主催ゲームも4戦全敗している。

 先制点を奪い継投で逃げ切る-。ホームにめっぽう強かったスタイルは、もう昔話になってしまったのか。CS出場を争う3位広島とも3・5ゲーム差に後退した。「広島に3連勝したら残るから。それしかない!」。いら立ちを隠せない指揮官は、自分に言い聞かせるようだった。【桝井聡】