ホークス駅もつくる!?

 ソフトバンクのファーム新本拠地に立候補している熊本・八代市で、九州新幹線のJR新八代駅を「新八代ホークスタウン駅」に改称する斬新なアイデアが浮上した。17日、同駅12番ホームで中村博生市長(54)が誘致表明について会見。続いて行われた地元経済界らによる市民決起集会では「新八代ホークスタウン駅、メーンストリートをホークスストリート、招致場所を八代市ホークスタウンに改称してほしい」と意見が飛びだし、中村市長も実現に向けて努力をすると答えた。

 招致場所は、八代港に近い熊本県の工業団地内の未使用地、約9・2ヘクタールを計画。九州自動車道の八代インターチェンジから車で約12分、新幹線で博多から最速51分、駅から車で約11分というダブルアクセスが利点。やつしろプロ野球公式戦実行委員会の内田晴也会長(44)は「名称を変えてでもホークスに来てもらいたいという熱意を伝えたい」と語った。

 ウエスタン・リーグ公式戦は01年から毎年開催され、野球熱はある。さらに秋山監督は隣接する氷川町出身地で八代高OB、松中も同市出身。候補地では最南端ながら、指揮官の“お膝元”からアイデアたっぷりにアピールした。ファーム誘致には30以上の自治体が立候補を表明している。