<オリックス8-0日本ハム>◇28日◇京セラドーム大阪

 8点リードの最終回、オリックス馬原孝浩投手(31)の名がアナウンスされると歓声が起きた。11年10月18日のオリックス戦以来、711日ぶりの1軍登板の馬原は「1試合でも早く投げたいと思っていた。長かった」。全16球で変化球を投げたのは2球だけ。「僕の中では不安はゼロ。直球で押そうと思っていた」。プロ通算180セーブのプライドが投球内容に表れていた。

 激動の日々だった。昨年2月に右肩を手術。昨年オフにはFAの人的補償でオリックスに移籍した。3月のオープン戦で右肩に力が入らなくなり、「右鎖骨下における腕神経叢(そう)の炎症」で長期離脱した。二の腕の力こぶが作れなかったところからのスタートだった。「下半身を意識してリハビリした。土台が作れたのがよかった。もっと緊迫した中で投げたい」。これがゴールではない。守護神復活への道のりは、まだ続く。