楽天立花陽三社長(42)が4日、星野仙一監督(66)と来季からの複数年契約で合意したことを明かした。正確な契約年数は伏せたが「複数年です。常勝軍団を作れる環境作りとして」と話した。球団初の優勝をもたらした星野監督に、長期にわたるチーム作りを託すことになった。また、コーチ人事について「1人ずつ、しっかり契約できるようにしていきます。基本線、何も変わりません」と、基本的には現体制で来季を迎える方針を示した。

 星野監督は1年契約を延長しながら、今季で3年目。8月22日、三木谷オーナーから続投を要請された。返事を保留していたが、9月26日にリーグ優勝。その後、立花社長と話し合いを重ね、最終的には前日3日、続投意思を伝えた。複数年契約のため、最短でも就任5年目を迎えることになったが「体の続く限り、やるよ」と意欲を口にした。