楽天田中将大投手(24)が、リーグ優勝後初めてクライマックスシリーズ(CS)への心構えを語った。6日、先発陣でただ1人、Kスタ宮城で調整を行った。練習後、これまではCSへの意気込みについて口を開かなかったが、報道陣の問い掛けに真剣な表情で言った。「チャレンジャーという気持ち、向かっていく気持ちを表に出していかないといけない」。断固たる決意は、優勝後1勝5敗1分けと波に乗れないチームを鼓舞するかのようだった。

 シーズンは残り3試合で、明日8日のオリックス戦がリーグ戦最後の先発となる見込み。CSへの調整を兼ねた登板にもなる。田中は以前から「目の前の試合をしっかり戦う」とだけ話し、先は見なかったが、CSファイナルステージまであと10日と迫っている。09年にCSの経験があるとはいえ、「もうだいぶ前のことですし、自分の立場も違います。先頭になってやっていかないといけないですね」。岩隈(現マリナーズ)に次ぐ2番手だった当時とは違い、エースとしてチームをけん引していくつもりだ。

 田中は17日のCSファイナル初戦の先発が確実だ。仮に3勝3敗までもつれれば、22日の決戦で再び登板する可能性もある。その場合は中4日となり、基本的に中6日で連勝してきたシーズンとは登板間隔が異なる。「ここから1年間が始まるわけじゃないので、割り切ってやらないと。そんなに問題だとは思わない」。フル回転の覚悟で臨むことを誓った。【斎藤庸裕】