阪神がFA資格保有選手の引き留めに全力を挙げる。海外FA権を取得している鳥谷敬内野手(32)と福原忍投手(36)に加えて今季、国内FA権を取得した久保康友投手(33)らの動向が注目される。球団幹部は今日15日にも残留交渉を開始する方針を明かした。

 「引き留めに全力は挙げているということでしょう。明日くらいから取りかかると聞いている。必要戦力として認識しているので」

 鳥谷、久保、福原らの慰留交渉について、球団幹部はこう説明した。キャプテンの鳥谷はチームの柱。今季リリーフを任せた久保は、先発としても起用できる戦力であり、途中から守護神として活躍した福原も、投手陣のリーダー。そんな現有戦力の引き留めを最初の“補強”と考えている。

 また、メッセンジャー、マートンら今季で契約が切れ、流出が懸念される外国人選手についても「難航しそうですが、全力を挙げる。あれだけの成績を残しているわけですから。国内他球団、アメリカも含めて関心がないはずがない」と、まずは流出阻止に取り組む方針を示した。