ファーストステージを勝ち上がったロッテの伊東勤監督(51)は16日、序盤での田中攻略の青写真を描いた。
楽天田中の攻略法を報道陣から問われたロッテ伊東監督は、初回の攻撃に光明を見いだしていた。「立ち上がりは様子見で入ってくる。そこに付け入る隙はある」。今季対戦成績は0勝3敗。一見不利に見えるが、ここまで来れば精神論がものをいう。
ロッテはシーズン最終戦まで西武と2、3位を争い、ファーストステージまで負けたら終わりの戦いを続けてきた。対する楽天は、9月26日の優勝決定以降はいわゆる消化試合だった。
マー君とて人の子だ。CS初戦、独特の緊張感に多少は浮足立つはず。7月に田中から日米通算2000安打目の本塁打を放った井口資仁内野手(38)は「気持ち的には絶対こっちが有利。マー君の硬くなるとこ、見たいですね」と余裕の表情だ。序盤にたたけば勝機が生まれる。
対するロッテのメンタルケアは万全だ。CSに入り、伊東監督自ら合言葉を考案。ファイナルでは「(秋季キャンプ地の)鴨川はまだ早い」を掲げた。若手の気負いを和らげ、「練習したくなければ勝ってみせろ」のメッセージをユーモアに込めた。練習前にはグラウンドで円陣を組み、「1日でも長く野球をしような!」と声を掛けた。
ファーストステージは苦手の西武ドームで勝ち越した。「当たって砕けろ」精神なら、2勝10敗のKスタ宮城でもやれる。「僕らはノーリスク・ハイリターン。向こうはハイリスク・ノーリターン。勝った時の爽快感を考えたら楽しみでしょうがない」と里崎。絶対エースを破れば1勝以上の価値がある。【鎌田良美】



