オレが止める。広島前田健太投手(25)が中4日で今日17日のCSファイナルステージ第2戦に先発する。初戦を落とし、アドバンテージを含めて2敗。一気に王手をかけられる危機をエースが食い止める。今季巨人戦で4戦で3勝0敗、防御率0・96と好相性。この一戦に勝利すれば、もう1度、前田健を投入する可能性も出てくる。絶対エースの投球で勢いを取り戻す。
エース前田健は、王者の強さを目に焼き付けた。勢いにのった初戦。最終回の猛反撃も、最後は遊撃坂本の好捕にあい、あと1歩のところで勝利をたぐり寄せることはできなかった。ファイナルステージ初戦を落とし、アドバンテージを含め負けが2つ先行した。今日17日の第2戦でマウンドに上がる。チームバスへ早足に進み、早くも集中力を高めていた。
「勝ち負けで、僕の投球は変わらない。自分が投げる試合で勝つだけ。相手も違った野球をするわけではない」
前田健自身、巨人相手に苦手意識があるわけではない。今季巨人戦は4戦で3勝0敗、防御率0・96に封じている。唯一、白星を挙げられなかったのが、3月31日の東京ドーム。坂本に浴びたソロ本塁打1本に抑えたが、8回1失点で勝敗が付かず。「(警戒するのは)みんなだけど、坂本。勢いがつく」と、この日も同点弾を放った同学年のライバルを意識する。
試合前には「CSは最初は特に初戦だったし緊張したけど、1回投げて結果が出た。リラックスして投げられる」と話していた。ただ、決して余裕があるわけではない。12日のファーストステージ第1戦から中4日での登板だ。前回の登板中には、右手中指の血豆を悪化させた。この間に、血を抜き取る処置を施し、野口チーフトレーナーも「患部はくっついています」と説明するが、繊細な部位だけに再発の可能性はゼロではない。
前田健が勝利すれば、ファイナルステージで再登板する可能性も膨らみ、逆襲の可能性を残す。ただ、負ければ一気に王手をかけられる。真価が問われる一戦にエースが臨む。【鎌田真一郎】



