阪神ブレイン・ボイヤー投手(32)が大変身へ、珍トレーニング法を導入する。16日、関西国際空港から米国へ帰国。今季途中から加入し、中継ぎとして22試合に登板。来季契約は微妙なボイヤーだが、残留へ熱くアピールした。

 「タイガースのファンが大好き。球団の方の配慮にも、感謝している。こういう球団でまた投げたい。来年、どんな数字を残せるか楽しみにしている」

 打開への秘策もあった。「先発をやりたいという思いがある。オフは空気の薄い所で、トレーニングする場所を確保している。スタミナを上げることを焦点にしている」と目を輝かせた。米国時代もリリーフ起用されてきた右腕は、先発転向を熱望。その上で、オフを利用し高地トレで体を鍛え上げるプランを検討中。コロラド州の五輪選手も利用するという施設に12月1日から、1カ月半山ごもり。年越しもそこで迎えるという、強い覚悟を示した。

 今季もファームでは調整過程で先発登板し、8月6日ソフトバンク戦で5回1失点と、可能性を見せていた。今や大黒柱のメッセンジャーも来日1年目の10年は中継ぎスタートで、翌11年に先発に転向し、大成功している。くしくも来季去就が微妙な先輩と同じルートで、その穴を埋める大化けがあるかもしれない!?