完全無欠の投球で、実りの秋とする。フェニックスリーグに参加している日本ハム大谷翔平投手(19)が18日、宮崎・久峰球場でブルペン入りし34球を投げ、同リーグ2度目の登板となる今日19日の四国IL選抜戦(生目第2)に備えた。

 中6日での登板は初めてとなるが、調整は万全だ。この日は、中継ぎ投手陣のメニューだった片道312段の階段ダッシュに志願の挑戦。苦悶(くもん)の表情で2度も駆け上がり、さらに短い距離の階段を追加した。最後はヘロヘロで近くにあったベンチに崩れ落ちた。

 前回12日の広島戦(天福)では3四球こそ与えたものの、6回を無安打無失点と圧巻の投球を見せた。教育リーグとはいえ「抑えることが前提。走者が出てからの投球よりも、走者を出さないことが大事だと思う」と理想はパーフェクト。無安打継続の意気込みでマウンドへ上がる。