ソフトバンク松田宣浩内野手(30)にカミナリが落ちた。宮崎秋季キャンプ3日目の3日、特守での緩慢な動きが、小川ヘッドコーチと鳥越内野守備走塁コーチの怒りを買った。内野のリーダー的存在として自覚をうながす“愛のムチ”に、キャンプの空気はより引き締まった。
約100人の観客の顔が凍り付く公開説教だった。「なんでいかんのや!
俺らBクラスやぞ。だから負けるんや!」。ノックを打っていた鳥越コーチは松田に詰め寄り激高。きわどいゴロに飛びつかず、ユニホームの胸は白いまま。気持ちを表に出す松田には珍しいほど声が出ず、足も動いていなかった。
鳥越コーチは「僕からのエールです」と言った。小川ヘッドは「自分からやる姿勢が見えなかった。疲れもあるだろうし(改造中の)打撃で悩んでいる部分もあるだろう。でも変わってもらわないと」と説明した。5年ぶりBクラスに沈んだ現状からはい上がるため、個々の意識改革が必要。できない選手には、今後も首脳陣から容赦ないカミナリが落ちるはずだ。
松田は今季、2度目のフルイニング出場。だが、レギュラーをつかみ取る気持ちがなければ安泰ではない。「僕が悪いから怒られた。それだけです」。そう話した松田の顔色に変化は見られるのか。【大池和幸】



