巨人ホセ・ロペス内野手(29)がマー君にエールと助言を送った。4日、母国ベネズエラに向けて帰国した。日本シリーズでは楽天田中との対戦が白熱。第2戦で好機に三振し、田中に1回転のガッツポーズを食らうと、第6戦では同点2ランでリベンジした。ベースを回る時に田中にほえ、田中に言い返されると、一触即発の空気が流れる場面があった。

 激戦を終え、冷静に振り返った。「自分は怒っていない。やられたからチャンスがあったら今度は仕返そうと思っていた。オレに(アクションを)やられても怒るなよ、ということでね」。メジャーでは相手に向けた派手なガッツポーズなどは敬意を欠き、タブーとされる。大リーグ挑戦が濃厚な右腕に対し「頭のいい投手だから米国でルーキーイヤーでしないだろう。幸運を願う」と優しかった。来季は残留が決定的となっている。